瞑想を始めてみよう!【その2 朝起きてからの流れ】

Created

瞑想を始めてみよう!【その2 朝起きてからの流れ】

前回の記事では、瞑想をご自宅で試してみたい方のため、まず瞑想の練習をしやすい環境づくりのお話をしました。その中で、1日のうちで一番いい瞑想の時間は朝起きてすぐ(できれば7時前)という話をしましたね。

今回は、朝一の瞑想の練習について、流れをお伝えします。

1、自分で決めた瞑想する時間の少し前にアラームをセットしよう。
朝起きてすぐの瞑想がベストですが、毎朝同じ時間に行うのが大切なポイントです。自分の一番神聖な部分、魂とのアポイントメントが毎朝同じ時間にあると思ったらいいでしょう。お休みの日も同じことです。自分の魂に栄養を与える時間になるので、非常に大切です。
そして、その少し前にアラームをセットします。たとえば私は、毎朝6時に瞑想しているので、5時40分に目覚ましをかけています。支度に時間がかかる方なので、余裕を持って起きますが、10分前の起床で十分な人もいます。

2、シャワーや歯磨きで目を覚まし、すっきりしよう。
起きたら、出来ればシャワーをさっと浴びると目が覚めます。難しい場合、洗顔と歯磨きをして、軽く心地よい服に着替えます。瞑想の前は、他には何もしないのがいいです。例えば携帯のチェックやテレビ、片付けや食事の支度などです。まず瞑想をしてから1日にすべきことを始める、という順番です。

3、シュラインに座って始めよう。
前回もお話ししたように、瞑想のためだけの空間をつくります。スペースに限りがある場合、とても小さな一角で十分です。私の場合、21年前始めた当初、とても狭い部屋に住んでいましたので、最初は本棚の自分の目の高さの一段を空け、そこをシュラインにしました。

4、内的平和の貯金をする。
最初は10分程度で十分です。瞑想の練習をすると、内側をいいもので満たすことができます。朝の瞑想をシュリチンモイは、自分の中に平和の貯金をするようなものだ、と言っています。銀行に預金があれば、昼間買いたいものがあった時お金を下ろして使えます。同じように、内側に「平和」の預金があったら、日中心乱されることがあったり、落ち着きが必要な場面で、それを下ろして使うことができます。プラスの残高で家を出ると、その日一日の流れや光景がずいぶん変わります。朝一の瞑想が一番重要なのはそのためです。
ちなみに、終わる時間が来たらわかるように、タイマーを使うのもおすすめです。(時計をチラチラ見るのでなく)

5、終わったら、少し間を置いてからその日の活動に入っていく。
自分の決めた時間が終了したら、急に立ち上がらず、少しだけ静寂の中にいてください。この一息をおくことで、瞑想の練習で得た良いものをより多く、自分の中に同化し留めておくことができます。

いかがですか?
最初は大変そうと思うかもしれませんが、「瞑想をしてみたい、続けたい」という強い思いがあれば、継続できます。そして、そのうち、歯磨きのように、毎朝のごく自然な習慣になっていきます。

歯磨きで口の中がすっきりし、目が覚めますよね。これは身体的なものですが、同じように、瞑想は内的コンディションを整え、とてもポジティブなものにしてくれます。そしてもっと喜びの多い、余裕のある1日が送れるようになります。

そういえば、瞑想を始める前は、「時間に追い立てられている」と感じることが多かった気がします。でもその感覚が逆転する、というか、なくなっていきます。

さて、次回はいよいよ、実際のエクササイズ(練習法)を一つご紹介しますね。