瞑想を始めてみよう!【その1 環境を整える】
瞑想を始めてみたい、毎日の生活に取り入れてみたいけど、どうしたらいいの? と思っている方のため、いくつかポイントをお伝えしていきたいと思います。
まず、お聞きします。スポーツでも、楽器でも、語学でも、上手になりたかったらどうしますか? そう、答えは「練習」です。それは瞑想も同じ。実は、瞑想で効果を上げたかったら、毎日行うのがいいのです。そしていくつかコツがあります。
まずは、瞑想の練習をしやすい環境づくりのお話から。
1、ご自宅、またはご自分の部屋の一角に瞑想だけに使う空間を造る。
ほんの小さな一角で構いません。瞑想だけに使う、自分にとって気持ちのいい空間を造ります。例えば小さなテーブルに、椅子またはクッション。そこが、自分の一番美しい部分「魂」のために過ごす場所になります。毎日そこに座ることで、瞑想の波動が増えていき、座るだけで集中・瞑想しやすくなっていきます。
2、シュラインに、自分がインスパイアされるものを置く。
小さなテーブルや棚などを目の前に置きます。これをシュラインと言います。ここに、自分が良い意識になれる好きなものを置くと良いでしょう。落ち着き、平和、愛、優しさなど、瞑想を通して育んでいきたい良い資質が自分の中から前面に出てきやすいものです。
例えば、テーブルクロス、好きな生花を生けるのもいいですし、キャンドル、お香も良いです。広大な海・静寂な山頂など自然の写真もいいものです。
3、座るのは床でも、椅子でも良い。
姿勢はとても大切です。背筋を伸ばし、しかも全身をリラックスさせることで、良いエネルギーが自分の中を通りやすくなります。蓮華座といった伝統的座位もありますが、足が痛くなったり苦しいのはいけません。自分に心地よい座り方を選んでください。
床に座るなら、高さのあるクッションをお尻に置くと姿勢を保ちやすいです。椅子に座っても十分にいい瞑想ができます。その場合、背もたれに寄りかかったり足をくんだりせずに、座ってみてください。椅子の形状によっては浅めに腰掛ける方が姿勢を保ちやすいものです。
4、心地よい服を着る。
軽くて清潔な、着やすい(窮屈でない)瞑想ウェアを自分で決めるといいでしょう。色にはスピリチュアルな意味合いがそれぞれありますが、白や薄い、あるいは明るい色系のものの方が、黒系のものより瞑想の助けになります。
5、瞑想する時間を決める。
一回の瞑想する時間は、最初はほんの10分ほどで構いません。ただ、1日のうちいつ行うのが一番効果的か、という時間帯があります。それは、朝起きた直後です。できれば朝7時前がいいですが、お仕事などの都合で難しい場合は何時であろうと起床後すぐに、でいいと思います。
そして、時間を決めたら、毎朝その時間に行います。シュリチンモイは瞑想を、魂との毎日のアポイントメントだ、といっています。そして一日三食身体に栄養をあげるように、せめて一日一回は魂に内的栄養を与える必要がある、と言っています。その最適な時間が朝一なのです。
これには少々スケジュール調整が必要になります。学校や仕事に行く時間、子供の世話をする時間などは決まっていることが多いですから、これまでより少し早く起きる必要があるわけです。ぜひ、アラームを活用してください!
実はひどい朝寝坊だった私は、最初これができるのか不安でした。でもやってみると、瞑想した後の一日の質が全然違ったものになり、早起きする価値が大いにある、と実感し始めたので、それ以降ほぼ問題なく行えています。今は、毎朝6時に瞑想を始めています。
さて、いかがですか? 試してみれそうですか?
次回は朝起きてからの流れを説明しますね。