瞑想の成果を得るには、少しづつでいいので、毎日実践してみましょう。これは、特に初心者の方にとってはちょっと大変なことかもしれません。勉強やお仕事、家族の世話などで、忙しい日々を送っていらっしゃる方がほとんどでしょう。その中で10分15分とはいえ、毎日時間を割くのは勇気のいることです。
ですが、他の記事でも触れていますが、正しく取り組むことで、瞑想は自身の心身の健康、ウェルビーイングを向上させ、幸福感が増します。自分がすべきことが見えてきて、毎日の生活の中でいろいろなことを選択するのがより早く、迷いがなくなってきます。人生の充実感が増えていきます。…そんな自分になっていったら、周りのご家族や友人、職場にも、とてもいいことだと思いませんか。
個人的な体験
私が瞑想を始める前、一番楽しみだったのは寝坊でした! 勉強や仕事で追いまくられている中、ギリギリまで寝ていられるのが自由で贅沢なことだと思っていました。瞑想ワークショップに参加して、毎日朝一の実践が大事だと教わり、やってみようと決めました。6時から開始できるよう、その15分くらい前に起きて。
すると、数週間でいろいろなことが変わり始めました。自分の中のネガティブな感情(私の場合、当時怒りが大きなネックでした)が減っていき、落ち着いた気持ちが増えていきました。時間に追いまくられる感覚が減っていき、自分が時間をコントロールしている、余裕ある心持ちになってきました。大きな仕事に取り掛かるまでとても時間を要していましたが、すぐに集中できるようになっていき、能率も上がっていきました。
それで思ったのです。朝30分、1時間寝坊するより、瞑想した方が自分のコンディションが良くなる、絶対やる価値のあることだ、と。そのような自分の変化に、本人より先に周りが気づいてくれることもあります。私の場合は母でした。瞑想を始めてから2年ぶりくらいに久しぶりに会った母は、「10年前の娘に戻ったみたいだ!」と驚いていました。自分では自覚していなかったので、とても印象に残っています。
魂のごはん
瞑想はスピリチュアル・ハートの奥深くに息づく自分の魂に栄養を与えることです。シュリチンモイ曰く、魂は「聖なる子ども」です。今までずっとお腹を空かせてきたその子どもにとって、絶対的に良いことで、とても喜んでいます。魂は私たちの「内なる太陽」で、その本来の光を前面に出したがっています。今は思考でひしめくマインド(頭)が、その光を遮っている状態です。太陽の光を雲が覆い隠してしまうように。指を目の前にかざすだけで、視界が遮られてしまうように。でも、瞑想を継続することで一筋、二筋、その光が放たれ始めます。
継続するために
大事なのは、あきらめないで、継続することです。そのためにまず一番大切なのは、内側から湧き上がる「瞑想したい、真の自分を発見したい、自分を向上させたい」という誠実な思いです。その次に大切なのは、継続しよう、やってみよう、という決意です。この二つの思いがあることで、難しいと思えたことが可能になっていきます。「忙しいスケジュールの中でどうやって時間を取ろうか。」「狭い部屋で瞑想をするスペースが取れない。」といったチャレンジも、見えない手に助けられるように、解決策が現れたりします。
もう一つ、大きな助けになるのは、グループでの瞑想です。一人で行う毎日の瞑想が軸なのですが、同じく瞑想をしたい人たちと週に1回でも一緒に瞑想することで、内的にも外的にもとても力になります。もうどこかそのような場がある方は、ぜひ活用して欲しいですし、そのような場に行ってみたい、という方、ご都合が合えば、ぜひメディテーション京都でのグループ瞑想を経験してみてください。
受講料は無料ですが、24時間前までの事前予約をお願いしております。直接090-2158-8452までお電話いただくか、「お問い合わせフォーム」からご連絡先と参加ご希望の日時、電話やメールを受けるのに都合の良い時間帯を送っていただければ、こちらからご連絡させていただきます。
また、インスタグラムでもシュリチンモイの詩や関連動画をご覧ください。
@meditation_kyoto